保護者から預かった少女にわいせつな行為をしたとして、福岡県警は７日、非行少年の更生を支援するＮＰＯ法人「ハートランド夢翔塾（むしょうじゅく）」代表の川野弘樹容疑者（３５）＝同県大牟田市馬場町＝を児童福祉法違反（淫行）の疑いで逮捕した。容疑を否認しているという。
少年課の調べでは、川野容疑者は昨年７月１４日夜、大牟田市内の同塾で暮らしていた少女（１６）を連れ出し、同市内の路上に止めた乗用車の中でわいせつ行為をした疑い。同容疑者は「親からの手紙を見たければ応じろ」などと言って、わいせつな行為を強要したという。
少女は昨年１０月に同塾を逃げだし、福岡市のＪＲ博多駅で県警に保護され、川野容疑者から数回にわたって同様の被害を受けたと打ち明けたという。塾では川野容疑者と少女のほか、１３〜１７歳の少年８人も生活していた。
同塾のホームページによると、川野容疑者は看護師として病院の精神科に勤務後、看護師仲間と塾を発足させ、引きこもりや不登校の子どもたちの支援活動を始めた。この活動はテレビのニュース番組などでも取り上げられ、福岡県が進める青少年健全育成運動にも参加していた。 アサヒ・コムトップへ
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