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2008年01月04日(金) 21時45分

相次ぐ食品偽装、消費者行政の一元化を検討…首相が表明読売新聞

 福田首相は4日、三重県伊勢市で記者団に対し、食品の偽装事件が相次いでいることを踏まえ、「食品の問題が起これば、(対応が)1か所で済ませられるような形になってほしい。まとめて行政をする形になってくれればいいと考えている。そういう方向に持っていきたい」と述べ、食品安全など消費者行政の一元化を検討していることを明らかにした。

 同市の伊勢神宮参拝後、地元の和菓子「赤福」の消費期限偽装が問題になったことに関連し、質問に答えた。

 首相は消費者行政の体制について、「今の行政は分かりにくい。国民の立場で考え、分かりやすい行政にしたい」と強調した。

 具体的には、現在、消費者行政の窓口となっている内閣府の国民生活局を中心に、経済産業省、農林水産省、厚生労働省など各省庁にまたがる機能を集約させることが有力とみられる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080104-00000013-yom-pol