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2008年01月03日(木) 22時14分

簡易局閉鎖に苦肉の策、「移動郵便局」試しに発車読売新聞

 日本郵政グループの郵便局会社は、2月中旬から3月末まで、マイクロバスを改造した「移動郵便局」1台を愛知県豊田市で試行的に導入すると発表した。

 全国で地方自治体や農協などに業務を委託している簡易郵便局の一時閉鎖が相次いでいるためだ。利用者の反応などを見て、台数を増やす方針だ。

 移動郵便局は、郵便局会社の職員2人と運転手の計3人が乗り、内部に受付カウンターと現金自動預け払い機(ATM)を備える。

 手紙・はがきや書留の引き受け、切手の販売などに加えて、通常貯金の預け入れや払い出しにも対応する。

 簡易郵便局は、業務を担う人が高齢化したことや、委託している農協の統廃合などで、昨年11月末時点で全国4299局のうち、424局が一時閉鎖となっている。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080103it14.htm