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2007年12月31日(月) 22時04分

ニューヨーク・タイムズ、ネオコン論客をコラムニスト起用読売新聞

 【ワシントン=大塚隆一】30日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、新保守主義(ネオコン)を代表する論客のウィリアム・クリストル氏をコラムニストに起用すると報じた。7日付の紙面から週1回、コラムを執筆するという。

 クリストル氏はイラク戦争を一貫して支持し、リベラル色の強い同紙の論調と真っ向から対立。同紙が2年前、米政府による国際金融取引の極秘監視活動を暴いた際も、国益を損なうとして訴追を求めるなど、批判の急先鋒(せんぽう)だった。

 クリストル氏の起用にリベラル派の一部は猛反発しているが、同紙のコラム欄担当編集者は「異論を聞きたがらない人は大きな間違いを犯す」と主張。一方、敵陣に乗り込む形になるクリストル氏は「同紙の多様性を高めることは、やりがいのある目標」と述べ、リベラル派の反発には「光栄で愉快だ」と応じている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071231-00000514-yom-int