文部科学省が先月実施した「高校卒業程度認定(高卒認定)試験」で、「世界史A」を採点するコンピューターにプログラムミスがあった問題で、同省は29日、8月の高卒認定試験でも、同じミスにより、「世界史A」で本来合格していた152人が合格点に届かず、うち23人はこれが原因で認定試験自体に不合格になっていたと発表した。
今年度行われた2回の認定試験で、プログラムミスにより合否に影響があったのは延べ243人、高卒認定の資格を取れなかったのは延べ35人になった。
同省では、2005、06年度に行われた計4回の認定試験についても調査を急いでいる。