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2007年12月28日(金) 10時00分

霊感商法詐欺 神奈川県警警視を狂わせた女社長の「正体」日刊ゲンダイ

 渦中の「宗教サロンの女」こと、杉本明枝社長(44)が記者会見に応じた。メガネを外すと、なかなかイイ女。神奈川県警の警視がクラクラし、メロメロにされ、霊感商法に加担したのも分からないではない。
「神世界」の“孫会社”である「イースクエア」の明枝社長と吉田澄雄警視(51)の2人が知り合ったのは1991年ごろ、彼女が28歳、警視が35歳ごろのことだった。当時、警視はまだ警部で、伊勢佐木署で地域課長をしていた。
 一方、彼女は同署管内で「神世界とは無関係の、普通のエステティックサロンをやっていた」(関係者)という。
「そのころ、彼女の店の看板が壊されるトラブルがあって、それに対応したのが吉田氏だった。その後、関係者を交えて合コンをやり、2人とも酒好きということで意気投合したらしい。2人だけでちょくちょく飲むようになって、彼女の身の上話を聞いているうちに深い関係になった。既婚の吉田氏の方が熱を上げていったそうです」(捜査事情通)
 しばらくして警視は、彼女に「体調が悪い」と相談を持ちかけ、神世界の前身の、サロンのような施設を紹介されたという。山梨県にある神世界の本部を2人で訪れることもあったようだ。その後も2人の関係は続き、彼女は03年、東京・赤坂にある高級マンションの13階に、今回の霊感商法の舞台になったとされる「びびっととうきょう青山サロン」を開業。
「警視は横浜市の自宅を担保に借金をしてまで、1000万円ともいわれる開業資金を出してやったのです。05年には、サロンを同じマンションの20階に移し、2人は13階で半同棲状態に。警視は家賃総額200万円の保証人にもなっています。もう自宅にもほとんど戻らず、非番の日には彼女の運転手を務めたり、サロンで会計や総務を担当していたそうです」(捜査事情通=前出)
 サロンは、グループの上部組織の有限会社に、売り上げの7割を上納していたが、その振り込みも警視がやっていた。
 それなのに彼女は会見で「男女の何とかカントカっていうのじゃない」なんて、真顔で“不倫関係”を否定していた。ホント大した女社長だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071228-00000012-gen-ent