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2007年12月27日(木) 13時01分

甲府・特養元職員着服:施設に返還を指導 県、改善報告も指示 /山梨毎日新聞

 甲府市大津町の特別養護老人ホーム「快晴苑」(渡辺好子施設長)の元女性職員による施設利用者の預かり金着服問題で、県は26日、元職員が着服した150万円などの不明金計170万円を、施設の責任で利用者に返還するよう、同ホームを運営する社会福祉法人「大寿会」に指導した。再発防止策も求め、1カ月以内の改善報告書の提出を指示した。
 預かり金を巡り、10月の定期監査で不明朗な会計処理が見つかり、県は11月に特別指導監査を実施。40代の元女性職員による着服額を150万円と断定し、20万円を不明金とした。県監査指導室によると、元職員は一部を施設に返還したが、全額ではないという。
 同ホームでは、利用者の通帳を施設で管理し、買い物などの際に元職員が出金を行っていた。同室は再発防止対策として、預かり金の月ごとのチェックや支出に伴う証拠書類の整理などの徹底を指導した。【吉見裕都】

12月27日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071227-00000134-mailo-l19