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2007年12月27日(木) 02時30分

<名古屋市>裏金さらに1140万円 19部署で毎日新聞

 名古屋市役所の裏金問題で26日、新たに本庁4部局と5区役所の計19部署で総額約1140万円の裏金が保管されていることが分かった。このうち2部局と1区役所については、10月の最初の調査では確認されていなかった。これで、既に明らかになった本庁3部局・10区役所での総額約6600万円と合わせて、裏金の総額は7700万円以上になる見込み。

 市は11月以降、全部署を対象に約10年前までさかのぼって裏金の保管実態を調査した。その結果、アルバイト賃金を水増し請求するなどの不適正な会計処理により5部署で358万円、出所不明な金が14部署で約786万円が保管されていることが新たに判明。このうち市教委スポーツ振興課では約470万円、東市民病院では約190万円と多額に上ることが分かった。

 また、他の複数の部局と区役所で過去に裏金保管があったことを職員が認めたほか、これまでに判明した裏金のうち約60万円については私費だったことも分かった。市は調査結果を27日にも公表し、近く再発防止策についてもまとめる方針。【影山哲也】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071227-00000008-mai-soci