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2007年12月27日(木) 12時09分

和牛肉と偽り交雑種読売新聞

高松の会社 県庁生協で販売

 和牛と乳用種を掛け合わせた国産交雑種の牛肉を和牛と偽って販売していたとして、県は26日、高松市福岡町の「細谷畜産」(細谷起弘代表)に対し、日本農林規格(JAS)法に基づく改善指示を出した。

 県農業生産流通課などによると、同社は10月31日〜11月22日、高松市の県庁生協の店舗で交雑種の牛肉約50キロを和牛と表示して販売。同16日の中国四国農政局香川農政事務所の定期調査で発覚した。

 県が22日〜今月18日に行った立ち入り調査で、同社が少なくとも約5年前から表示を偽っていたことが判明。細谷代表は「和牛価格が上昇したので、国産牛を和牛として販売した」などと話しているという。県は同社に、徹底した原因究明と実行可能なチェック体制の整備などを盛り込んだ再発防止策を1月26日までに提出するよう求めた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20071226-OYT8T00641.htm