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2007年12月26日(水) 00時07分

三洋電機の損失過少計上、最大1299億円…決算を訂正読売新聞

 三洋電機は25日、過去の決算で子会社株式の評価損を過少計上する不正な処理をしていた問題で、2001年3月期から06年3月期決算(単体)の自主訂正を発表した。

 過少計上は01年3月期の1299億円が最大で、03年3月期から05年9月中間期までの配当が、原資が不足していたにもかかわらず総額約280億円を配当した「違法配当」だったことも認めた。

 決算訂正は、社外有識者による「過年度決算調査委員会」(委員長=土肥孝治弁護士)の調査報告書を受けて行った。報告書は、〈1〉当時の関係者は、実務指針に合っていないことを知りつつ会計処理をしていない〈2〉違法配当や損失の先送りの目的はなかった——と指摘し、違法性の認識はなかったと結論づけた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071225-00000015-yom-bus_all