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2007年12月26日(水) 07時51分

十津川村の課長補佐が公金1500万円横領、懲戒免職産経新聞

 十津川村農林課課長補佐の男性職員(53)が、配属先の道の駅「十津川郷」の売上金など約1500万円を着服したとして、同村は課長補佐を懲戒免職処分にするとともに、業務上横領罪で十津川署に刑事告訴した。課長補佐は「村民に迷惑をかけて申し訳ない」と事実関係を認め、全額弁済したという。

 村によると、課長補佐は平成13年10月に道の駅に配属され、売上金の管理などを担当。ところが、先月15日以降無断欠勤し、村で調べたところ私的流用が発覚したという。村は課長補佐を先月27日付で免職とし、今月20日に告訴した。

 村の事情聴取に対し、課長補佐は「売上金を流用し、どうすればいいのか分からず失踪(しっそう)した」と話したという。

 また村は、建設課の男性職員(26)が今月6日、酒気帯び運転の車の荷台に同乗した道交法違反容疑で和歌山県警に書類送検され、停職1カ月の処分(その後依願退職)となった件と合わせ、更谷慈禧村長を減給90%(3カ月)、藤澤豊副村長は同50%(同)などの処分を来月から行うとしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071226-00000023-san-l29