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2007年12月26日(水) 21時15分

カシミヤのストール、実は別の毛 ユナイテッドアローズ朝日新聞

 「カシミヤ70%」と表示されたストールに実際はカシミヤが全く含まれていなかったとして、公正取引委員会は26日、販売したユナイテッドアローズ(東京)に対し、景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして排除命令を出した。同社は以前にも、輸入ズボンの原産国をめぐる不当表示があったことから、公取委は再発防止に加え、仕入れ担当者への研修や、品質確認の態勢整備も求めた。

「カシミヤ70%」と表示されていたストール

 不当表示があったのは、ユ社が展開する販売店「ジュエルチェンジズ」の店舗やネット上で、昨年6月〜今年9月にかけて販売されたネパール製のストール6製品(1万2600〜1万9950円)。約1050枚が販売された。

 ストールの商品札には「カシミヤ70%」と記載されていたが、公取委が検査機関で調べたところ、カシミヤの含有率は0%で、実際には別の動物の毛であることがわかったという。動物の種類は特定できなかった。

 同社は調べに対し「チェックが甘かった」と話しているといい、今年10月には販売を中止して、返品に応じている。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/1226/TKY200712260296.html