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2007年12月24日(月) 03時10分

中越沖地震、柏崎原発では「震度7」…東電報告せず読売新聞

 7月の新潟県中越沖地震の際、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所敷地内で、阪神大震災級の「震度7」の揺れが観測されていたことがわかった。

 気象庁がこの地震で観測した最大震度「6強」を上回る強い揺れに直撃されていたことになるが、東電は震度の値を公表せず、国や地元自治体にも報告していなかった。

 体感で震度を決めていた気象庁は、1996年以降、地震計で計測したデータから計算するやり方に改めた。この計測震度を10段階に分けて「震度」として公表、5・5〜5・9は「6弱」、6・0〜6・4は「6強」、6・5以上が最高段階の「震度7」となる。東電は、地表の揺れを観測できた3台の地震計データを処理し、7月末に震度を算出した。1号機の地震観測小屋で震度7(計測震度6・5)、5号機の地震観測小屋は6強(同6・3)、発電所に隣接したサービスホールは6強(同6・1)だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071224-00000001-yom-soci