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2007年12月23日(日) 21時07分

「神世界」サロン経営者の女性が会見 霊感商法事件朝日新聞

 神奈川県警の現職幹部が関与した疑いのある有限会社「神世界(しんせかい)」による霊感商法事件で、詐欺容疑で強制捜査を受けるきっかけとなったサロンを運営する有限会社「E2(イー・スクエア)」の杉本明枝社長(44)が23日、取材に応じ、「だまそうという気持ちでやっているのではない」と語った。同県警幹部については、「会計を手伝ってもらった。謝礼として数十万円を渡した」などと説明した。

 杉本氏は、東京都港区のマンションの20階にある「びびっととうきょう・青山サロン」で会見した。この部屋は同県警の前警備課長吉田澄雄警視(51)が連帯保証人になっている。

 青山サロンでの活動について、杉本氏は「だまされたと思うのであれば私の力不足であり、不徳のいたすところ」とし、合意書と書かれた紙を示して「合意、納得した上で行っていますので、だましたという気持ちはありません」と話した。

 杉本氏は「税金が支払えず、430万円を穴埋めに充ててもらった」などと、吉田警視から金銭を借りたことを明らかにした。吉田警視は県警の調べに、430万円を部下から集めたことを認め、「生活が苦しく、うその投資話をした」と話しているという。

 一方、神世界は23日、「契約している各会社が、それぞれ独自の方針で活動している」とするコメントを発表した。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/1223/TKY200712230158.html