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2007年12月22日(土) 03時08分

吉田警視、警備部や警察学校の人脈利用し霊感商法に勧誘読売新聞

 神奈川県警前警備課長の吉田澄雄警視(51)が関与しているとされる霊感商法事件で、吉田警視は、詐欺容疑で捜索を受けた「神(しん)世界」(山梨県甲斐市)系列のヒーリングサロンでは事実上の「ナンバー2」の立場で、県警警備部「実施班」の系統につながる部下や後輩に霊感商法の勧誘をしていたことが21日、同県警の調べでわかった。

 吉田警視は、警察学校教官時代の教え子たちが集まる「同期会」でも、架空の投資話をもちかけて資金を集めていたこともわかっており、県警組織内での二つの立場を使い分けていたとみられる。

 吉田警視は雑踏の警備などに当たる警備部の「実施班」のキャリアが長く、出世も早かった。県警は、実施班系統の警視(47)、警部(43)、巡査長(36)らから事情聴取。警視は「ヒーリングに300万円を費やした」と話し、巡査長は「グッズ購入に700万円をつぎ込んだ」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071222-00000101-yom-soci