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2007年12月22日(土) 18時01分

偽旧1万円札使用で無職男逮捕=類似紙幣、都内で1500枚−入手先追及・警視庁時事通信

 偽の旧1万円札を使用したとして、警視庁捜査2課などは22日、偽造通貨行使容疑で埼玉県ふじみ野市南台、無職小川俊一容疑者(70)を逮捕した。「偽札とは知らなかった」と否認しているが、自宅から連番の偽札約800枚が押収された。東京都内では3月以降、特徴の似た偽旧1万円札が約1500枚使用されており、同課は関連があるとみて調べている。
 調べによると、小川容疑者は21日昼ごろ、東京都豊島区のみずほ銀行池袋支店に偽の旧1万円札98枚を持ち込み、自分の口座に入金する目的で窓口の行員に渡した疑い。行員が見破り通報した。
 同課によると、同容疑者が今回使った偽札と記番号のアルファベット部分が共通するなど、特徴の似た偽札約1500枚が3月以降、都内の金融機関で両替されたり日銀に持ち込まれ鑑定されたりしているという。タイでも特徴の似た偽の旧1万円札が発見されている。
 同容疑者の偽札はこれらと色や質感がやや異なるという。
 偽札はカラーコピーではなく、印刷された精巧なものとみられ、透かしもあった。同容疑者の自宅の捜索では偽造のための機器などは発見されず、同課は入手先を追及している。 

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