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2007年12月21日(金) 23時46分

<霊感商法>吉田警視、女社長と夫婦装う…サロン賃貸契約毎日新聞

 神奈川県警の警備課長を解任された吉田澄雄警視(51)=警備部付=が関与したとされる霊感商法事件で、県警の捜索を受けた「びびっととうきょう青山サロン」が05年に家賃月150万円の高級マンションに入居する際、吉田警視とサロンの女性社長(44)が夫婦を装って賃貸契約を結んでいたことが21日分かった。

 吉田警視は県警の聴取に「家賃が高いので(不動産業者の信用を得るため)夫婦を装った。女性のことが好きだった」と話しているという。

 調べでは、女性社長は03年、東京都港区赤坂にある同マンション13階の1室を家賃50万円で借り、サロンを開業した。05年ごろ、サロンを家賃150万円の20階の部屋に移転させ、業務を拡大した。その際、吉田警視が連帯保証人になり、不動産業者の前で夫婦であるかのように装ったという。

 県警によると、吉田警視は伊勢佐木署(横浜市中区)の地域課長だった91年、事件処理を機に社長と知り合った。体調を崩した際にサロンを紹介されて通い始め、「サロンに行き体調が直った。(サロンを運営する)『神世界(しんせかい)』の神は本物だと思っている」と話しているという。【堀智行、野口由紀】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071221-00000171-mai-soci