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2007年12月20日(木) 00時00分

積立金など215万円着服読売新聞

偽の免許証使用 学校事務の女

 偽の運転免許証で消費者金融から融資を引き出そうとして、偽造有印公文書行使の疑いで逮捕、起訴された軽米町立観音林小学校事務主任の尾友多都子被告(47)が、PTAの積立金などから約215万円を着服していたことが、同小の調査で判明した。同小は二戸署に被害届を提出した。

 町によると、尾友被告は2006年11月から07年10月にかけて、労働金庫や郵便局の計7口座からPTAや職員旅行の積立金を無断で引き出したり口座に入金しなかったりして、計約215万円を着服していた。

 同小の事務員は尾友被告だけで、7口座の通帳は尾友被告が管理していた。届け出印は同校の校長が管理していたが、尾友被告は校長の留守を見計らい、印鑑を持ち出していた。

 尾友被告は「横領した金は生活費などに充てた」と話しているという。着服した金は尾友被告の夫が全額返済した。同小の吉住俊子校長は「印鑑の管理を事務員に任せるなど不適切だった。今後は職員の監督を徹底したい」と陳謝した。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20071220-OYT8T00099.htm