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2007年12月20日(木) 03時00分

邦銀、資金協力見送りへ=米サブプライム基金時事通信

 三井住友フィナンシャルグループとみずほフィナンシャルグループは19日、米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題解決のため米大手銀行が共同で設立を検討している基金への資金協力を見送る方針を固めた。20日に最終的な対応を決定し、米側へ意向を伝える。融資要請額が1行当たり50億ドル(約5500億円)と巨額なため、リスク管理の観点から適切ではないと判断した。
 両社とともに資金協力の要請を受けている三菱UFJフィナンシャル・グループ首脳も「経済合理性はあまりない」との見解を示しており、融資枠設定を見送る公算が大きい。 

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