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2007年12月19日(水) 21時28分

<上申書事件>元組長被告の別の殺人関与、警察が慎重捜査毎日新聞

 茨城県警に殺人への関与を上申し殺人罪で起訴された元暴力団組長、後藤良次被告(49)=別の殺傷事件で死刑確定=が別の殺人事件への関与を認めた問題で、後藤被告は栃木県警などの調べに「首つり自殺に見せかけて殺害した」と供述していることが19日、分かった。栃木県警は事件性の有無などを慎重に捜査している。

 後藤被告は99年春、仲間と共謀し宇都宮市の自営業の男性(47)を保険金目当てに殺害、男性が住んでいた家の裏山の木の枝に遺体をぶら下げ自殺に見せかけた、と供述しているという。

 茨城県から11月、供述内容の連絡を受けた栃木県警は水戸拘置所に捜査員を派遣し、後藤被告から聴取を続けている。供述と現場や遺体の状況が一致するかなどを調べている。【山下俊輔】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071219-00000153-mai-soci