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2007年12月18日(火) 21時17分

<司法修習>卒業試験不合格、最多の76人 新旧に大差なし毎日新聞

 最高裁は18日、司法試験合格者が専門知識などを学ぶ「司法修習」の卒業試験結果を発表した。受験者1055人のうち不合格者は76人(不合格率約7.2%)で過去最多となった。初受験となった法科大学院1期生の新司法試験組に限ると986人中59人(同6%)。旧試験組との学力差が取りざたされたが、8月に卒業試験があった旧試験組の71人(同4.8%)と大差はなかった。

 1期生は06年5月の第1回新試験に合格し、同11月から1年間修習していた。卒業試験不合格者は長年ゼロか数人程度だったが、司法制度改革で合格者が増えるにつれ増加傾向にある。

 不合格者はいったん修習生の身分を失う。最高裁が再採用を認め、卒業試験に改めて合格しなければ法曹資格は得られない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071218-00000143-mai-soci