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2007年12月17日(月) 20時47分

理科実験でフラスコ爆発 女子生徒大けが 埼玉の中学朝日新聞

 さいたま市南区の市立白幡中学校(野口英世校長)の理科室で14日午後2時半ごろ、実験に使ったガラス製のフラスコが爆発した、と同校が17日発表した。女子生徒(13)が右ほおを縫う大けがをし、男子生徒(13)が破片で目にけがをして救急車で病院に運ばれたほか、女子生徒2人が耳鳴りを訴えて診察を受けたという。

 同校によると、爆発があったのは1年6組の5限目の授業。校舎5階の理科室で班に分かれ、フラスコに塩酸と鉄を入れて水素を発生させ、水槽に沈めた試験管に集める実験をしていた。

 試験管に火を近づけ、水素がよく燃えることを確かめていたが、授業終了の間際、男子生徒の一人がフラスコとつながる管の先に直接ライターで着火し、爆発が起きた。この男子生徒にけがはなかった。教師の聞き取りに対し「実験がうまくいかず、気泡が出なくなってきたのでやった」と話しているという。実験の際、管の側に火を近づけることは禁じていたという。

http://www.asahi.com/national/update/1217/TKY200712170261.html