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2007年12月17日(月) 20時31分

実弾の約半数、死亡2人に=周辺にスラッグ弾?薬きょうも−佐世保乱射事件・長崎時事通信

 長崎県佐世保市のスポーツクラブで8人が死傷した散弾銃乱射事件で、自殺した無職馬込政義容疑者(37)が発射した十数発のうち、約半数は死亡した2人に当たっていたことが17日、佐世保署捜査本部の調べで分かった。
 殺害された友人の藤本勇司さん(36)の周辺には、散弾よりも殺傷能力の高いスラッグ弾とみられる薬きょうがあったことも新たに判明。捜査本部は薬きょうの鑑定を進めている。
 調べによると、馬込容疑者は14日午後7時10分ごろ、同クラブに押し入り、持ってきた散弾銃を十数発発射。藤本さんと水泳インストラクター倉本舞衣さん(26)を殺害し、少女を含む6人にけがを負わせた。 

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