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2007年12月14日(金) 06時12分

モバゲー18歳未満メール制限 悪用防止へ河北新報

 若者の間で流行する携帯電話専用サイト「モバゲータウン(通称・モバゲー)」を運営するディー・エヌ・エー(東京)は13日までに、18歳未満の利用者について、メールのやりとりを20日から制限することを決めた。

 ユーザー同士が実際に会うことは禁じられているが、東北では11月、モバゲーで知り合った青森県の女子高生=当時(16)=をホテルで殺害したとして、八戸署が殺人容疑で岩手県軽米町の無職男(30)を逮捕。郡山市でもサイトを通じて会った女子中学生(13)と性的行為をした大学生男(21)が、13日に捕まった。

 同社によると、20日以降、13歳未満の利用者はメールのやりとりを禁止。13歳以上18歳未満は年齢差が自分と2歳以内の相手としか、メールのやりとりや友達検索という機能を使えないようにする。

 直接会うことをしつこく誘う利用者は退会にしたり、一定期間利用できなくしたりする。メールアドレスの交換禁止を徹底し、来春までに監視体制も強化する。

 同社は「以前から対策を検討してきたが、システムとして可能になり、規制を実施することにした。健全性維持のため、必要に応じて新たな対策も考える」としている。

 モバゲーは昨年2月に開設された。無料ゲームが楽しめ、同じ趣味の人が集まるサークル機能などもある。会員数は11月末で813万人。仮想空間の交流の場として中高生らに人気があるが、悪用した犯罪も起きている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071214-00000006-khk-soci