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2007年12月14日(金) 00時00分

新居浜市議選 燃料費問題 松山市でも不正受給読売新聞

広告会社 日当含め12万6000円

 新居浜市議選の選挙カーの燃料費不正請求問題を巡り、候補者から選挙事務手続きなどを請け負った同市内の広告会社が、昨年4月の松山市議選で、新人候補1人(落選)と契約し、架空の燃料費と運転手の日当計約12万6000円を松山市に請求し、不正に受給していたと、同市が13日発表した。広告会社は不正分を全額返還する意向という。

 松山市選管によると、広告会社は、新居浜市のガソリンスタンドと候補者が給油契約を結んだとする書類を作成。実際には松山市内で給油されたが、約5万1000円分を入れたとする請求書を市選管に提出し、代金を受け取っていた。

 また、事前に届け出た選挙カーの運転手は、選挙期間中に1日しか運転しなかったが、全期間運転したとして、6日分の日当7万5000円を受け取った。

 松山市選管は、同市議選ではほかに4人の候補者と契約したガソリンスタンドの請求に不審な点があるとして、今後、調査する。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20071213-OYT8T00749.htm