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2007年12月14日(金) 16時01分

米陸軍の自殺率、80年来で最悪に=戦闘長期化で疲弊時事通信

 【ワシントン14日時事】米陸軍で今年自殺した兵士はこれまでに109人に上り、10万人当たりに換算した自殺率は18.4人で、同軍が1980年に統計を取り始めて以来、最悪になったことが分かった。13日付のUSAトゥデー紙が報じた。
 自殺者のうち、3分の1近くをイラクとアフガニスタンに派遣された兵士が占めており、専門家は、戦争の長期化で兵士は心身ともに疲弊していると指摘している。
 米陸軍が上院議員に提出した統計によると、11月27日現在で、109人が自殺もしくは自殺した可能性があるとされた。うちイラク派遣経験者が27人、アフガンが4人だった。10万人当たりの自殺率は米市民の平均(04年、11人)を上回った。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071214-00000099-jij-int