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2007年12月11日(火) 21時00分

タミフルの動き、生体で観察=「標識」薬剤合成に成功−放医研時事通信

 子供の異常行動が問題となったインフルエンザ治療薬「タミフル」の体内での動きを画像でとらえることができる薬剤を、放射線医学総合研究所(千葉市)の研究グループが世界で初めて開発し、11日発表した。脳内濃度などを解剖しなくても生体で観察することができ、薬理作用の解明に役立ちそうだ。
 研究グループは、タミフルに標識として放射性同位元素を付けた薬剤の合成に成功。タミフルが体内で加水分解されてできる代謝物についても同様に合成した。 

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