世界の純債券発行額が半減＝サブプライム余波−BIS（時事通信）

2007年12月10日(月) 07時02分

　【ロンドン9日時事】国際決済銀行（BIS、本部バーゼル）が9日公表した四季報によると、2007年第3・四半期の世界の純債券発行額（発行から償還を差し引いた額）は、低所得者向け高金利型（サブプライム）住宅ローン問題の余波で3960億ドルと前期に比べ半分以下に落ち込んだ。
　各国通貨建て債券も軒並み低調だったが、日本の資金市場が比較的安定していたことを背景に円建て債の発行は例外的に好調で、発行額は180億ドルと全発行額の4％を占め、3年ぶりの高水準となった。　

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