岡山市で自殺した高校１年の男子生徒（１６）の全身に多数の傷が見つかった事件で、岡山県警捜査１課などは９日までに、別の少年への傷害容疑で逮捕した土木作業員（１８）と高２の男子（１６）を、自殺した生徒への傷害と恐喝容疑で１０日にも再逮捕する方針を固めた。
調べでは、２人は１１月、自殺した生徒を暴行してけがを負わせたほか、現金を脅し取った疑いが持たれている。
土木作業員らは１１月１５日夕、自殺した生徒を含む中学時代の後輩３人を岡山市内の河川敷に呼び出し、生徒の同級生に暴行しけがを負わせたとして逮捕された。生徒は１１月１６日午後、自宅で自殺しているのが見つかった。
生徒が通っていた高校によると、生徒らは１１月６日ごろ、岡山市内のレンタルビデオ店で土木作業員らと偶然会い、その後、メールや電話で呼び出され、現金を要求されるようになったという。