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2007年12月08日(土) 20時40分

もっと一緒に登りたかった 十勝岳連峰雪崩で惜別の会東京新聞

 北海道十勝岳連峰の上ホロカメットク山(1、920メートル)で雪崩に巻き込まれ死亡した日本山岳会北海道支部の4人をしのぶ「惜別の会」が8日、札幌市内で開かれ、山仲間ら約120人が黙とうした。北海道支部の漆崎隆企画委員長は「かけがえのない仲間を失った。もっと一緒に山に登りたかった」と弔辞を述べた。

 会場には札幌市の団体職員鈴木和夫さん(63)、無職鶴岡節子さん(56)、会社員吉沢宣哉さん(60)と芽室町の無職助田陽一さん(68)の4人の遺影が並び、参列者が次々と白いカーネーションを献花。パーティーのリーダーだった中村喜吉さん(60)が事故の経緯を報告すると、参列者からはすすり泣きが漏れた。

 一行11人は11月23日、登山口から約1時間登った安政火口付近で雪崩に巻き込まれた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120801000561.html