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2007年12月07日(金) 21時59分

森林放火の消防団員を逮捕 周辺50件との関連捜査東京新聞

 愛知県警捜査1課と岡崎署は7日、火が付いたたばこをマッチ箱に仕掛けた発火装置を使って、同県岡崎市の自宅近くの山林に放火したとして、森林法違反の疑いで、岡崎市の額田消防団所属の会社員梅村智則容疑者(29)=同市東河原町=を逮捕した。

 岡崎市と隣接する豊川市周辺では昨年11月から、同じような手口を使ったとみられる山林火災が約50件起きており、捜査1課が裏付け捜査を進めている。一部については関与をほのめかしているという。

 調べでは、梅村容疑者は昨年12月3日夜、火の付いたタバコを入れたマッチ箱を放置して、岡崎市内の雑木林を焼いた疑い。梅村容疑者は直後に、消防団員として消火に参加していた。

 梅村容疑者は母、祖父と3人暮らしで、「話し相手がおらず、寂しかった。放火すれば団員仲間と話せた。ヒーローにもなれた」と供述している。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120701000585.html