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2007年12月07日(金) 17時32分

20億円集め突然閉鎖 化粧品「ファイブスター」 大阪朝日新聞

 高額な化粧品セットの販売に絡んで全国の主婦らが投資していた化粧品販売会社「ファイブスター」(大阪市中央区)が事務所を突然閉鎖し、配当が止まった投資者が大阪府警などに被害を訴えている。300人以上が計約20億円を投資していたとみられ、府警は特定商取引法違反や詐欺の疑いもあるとみて捜査している。

 調べなどによると、同社は自社製の化粧水などを買い取らせる形で1回につき30万〜150万円を主婦らに支払わせたうえで、商品を代行販売して「配当する」と説明していたが、今年10月に事務所が閉鎖され、配当がないという。

 中には「150万円が16カ月後には200万円になる」と勧められて契約し、05年以降、1300万円以上投資しながら回収できない女性もいる。

 同社は契約時にクーリングオフ(無条件解約)制度を説明した書面を交付せず、集めた金を他の投資者への配当に回すなど自転車操業をしていた疑いもあるという。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200712060234.html