2005年に開かれた中田宏・横浜市長の政治資金パーティーの事務作業を市の消防職員が業務中にしていた問題で、当時の消防局(現安全管理局)職員が、各消防団へのパーティー券の購入依頼枚数をまとめたリストを作成していたことが、7日までに分かった。
市安全管理局は「参加の強制はなかった」としているが、リストは市内に21ある消防団にパーティー券(1枚1万円)を8−15枚ずつ、計250枚割り当てたことを示しており、同局の組織的関与が疑われる内容。政治資金規正法(公務員の地位利用)に触れる可能性もあり、市は作成の経緯などを調査する方針。
また、04年の中田市長の政治資金パーティーでも、券の代金支払いの「窓口」などの事務作業に市の消防職員らが関与していたことが新たに判明。消防団にパーティー券計300枚の購入依頼があったという。