以前交際していた女性が住むマンションに無断で立ち入ったとして、住居侵入罪に問われたフリージャーナリスト若宮清被告(61)に、東京地裁(岡部豪裁判官)は7日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。
検察側は11月の論告で「女性への未練、新しい交際相手に対する嫉妬から、嫌がらせを繰り返した」と指摘。若宮被告は「常軌を逸していた」と謝罪し、弁護側は執行猶予付き判決を求めた。
判決によると、若宮被告は7月20日午前5時ごろ、東京都世田谷区のマンションに侵入。女性宅の郵便受けに排せつ物を入れたポリ袋を放置するなどした。
若宮被告はフィリピンのアキノ元大統領の夫が暗殺された現場に居合わせ、事件をまとめた著書を出版した。