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2007年12月06日(木) 18時35分

「ホーチキ」子会社に勧告 下請法違反、買いたたきも東京新聞

 下請け業者20社への支払いを事前の取り決めから計約2億1500万円減額したとして、公正取引委員会は6日、下請法違反で火災報知機大手「ホーチキ」の子会社ホーチキメンテナンスセンター(東京)に再発防止を勧告した。

 同社は公取委の指摘を受けて今年5月からは、取り決め価格自体を一方的に引き下げる「買いたたき」も行っており、公取委は適正価格に戻すよう併せて勧告した。

 買いたたきに対する勧告は、1962年に下請法の禁止事項になって以来初めてという。

 公取委によると、ホーチキメンテナンスセンターは消防用設備の保守点検を委託している5都県の計20社に対し昨年1月から今年4月にかけ、下請け代金を事前の取り決めから10・5−17・5%減額して支払った。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120601000479.html