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2007年12月06日(木) 18時10分

18病院が受け入れ拒否 救急搬送の66歳男性死亡東京新聞

 兵庫県姫路市の自宅で吐血した男性(66)が急患として搬送される際、近隣の18病院が受け入れを断っていたことが6日、分かった。男性は救急車内で心肺停止し、119番通報から約2時間後、自宅から約30キロ先の赤穂市民病院(同県赤穂市)で死亡が確認された。

 姫路市消防局などによると、6日午前0時7分に「意識がぼんやりしていて、吐血した」と男性の家族から119番。3分後に救急隊が到着、搬送先を探したが、姫路赤十字病院や国立病院機構姫路医療センター(いずれも姫路市)など18病院が「専門医がいない」「別の手術中で手が離せない」などとして受け入れを断った。

 男性は午前1時40分ごろ、救急車内で心肺停止。午前1時56分に赤穂市民病院に到着したが、午前2時17分に死亡が確認された。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120601000432.html