厚生労働省は、全国どこでも質の高いがん診療が受けられるよう地域の中心として整備を進めているがん診療連携拠点病院について、患者の痛みや精神的苦痛を和らげる緩和ケアや放射線療法などの機能を強化する方針を決めた。6日開かれた同省の検討会で明らかにした。
整備指針を改定し、来年4月以降に新たに指定する施設に適用。現在指定されている施設にも2010年4月以降、適用される。
拠点病院は、厚労省が専門医師や設備などの診療体制が整い、患者の相談に応じる部門や緩和ケアチームが設置されているなどの要件を満たす施設で、現在286病院が指定されている。