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2007年12月06日(木) 15時45分

加重収賄などで逮捕状 青森の不正車検事件東京新聞

 青森市で交通死亡事故を起こしたダンプなどが不正に車検を受けていた事件で、青森県警は6日までに、国指定の車検業者が受け取った代金がわいろに当たるとして、加重収賄の疑いで、同県五所川原市の自動車整備会社「小田桐モーター」社長小田桐しけ(68)、自動車検査員長谷川智(34)の両容疑者=ともに道路運送車両法違反罪などで起訴=の逮捕状を取った。近く再逮捕する。

 小田桐モーターは国指定の民間車検業務をしており、自動車検査員は「みなし公務員」で贈収賄罪の適用対象になる。

 県警は併せて贈賄の疑いで、県内の土木業「竹内組」前社長竹内宏人容疑者(46)=同法違反容疑などで逮捕=の逮捕状も取った。

 調べでは、小田桐容疑者らは7−9月、竹内組所有のダンプ5台について虚偽の保安基準適合証を作成。不正に車検を通し、竹内容疑者から1台につき代金約3万−4万円を受け取った疑い。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120601000320.html