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2007年12月06日(木) 10時54分

認定医の受験資格不正取得 昭和大の内科医5人東京新聞

 日本内科学会が7月に実施した認定内科医の資格試験で、昭和大医学部(東京都品川区)第1内科の医師5人が虚偽の診療実績を示す書類を同学会に提出し、受験資格を不正に取得していたことが6日、分かった。

 資料は別の医師が書いたカルテの内容を流用。自分が担当した患者の症例のように装っていた。内科学会は5人を合否の判定対象から外し、今後3年間は受験を認めないことを決めた。昭和大側の責任も重いとして、第1内科の医師全員について来年度は受験申請を受け付けないことにした。

 認定内科医は、内科全般の知識や臨床能力を備えた医師を学会が認定する制度。試験は年1回行われ、主治医などとして受け持った患者18人分の症例をまとめた資料を事前に提出することが受験資格だった。

 7月15日の試験実施後、昭和大の医師の不正に関する匿名の情報が内科学会に寄せられ、同学会は大学に調査を依頼していた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120601000196.html