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2007年12月06日(木) 08時42分

元消防団員が放火8件供述 6日にも再逮捕東京新聞

 消防車を無免許運転したとして道交法違反の現行犯で逮捕、起訴された静岡県沼津市の消防団元方面隊長、渡辺幸昭被告(42)=同市大平=が、沼津署の調べに「むしゃくしゃして放火した」などと、市内で起きた不審火8件への関与を認める供述をしていることが6日、分かった。

 同署は既に放火と建造物侵入の疑いで逮捕状を取っており、6日にも渡辺被告を再逮捕する。

 調べでは、渡辺被告は方面隊長だった今年8月、沼津市下香貫の農機具小屋にライターで火を付け、焼いた疑いが持たれている。

 同署などによると、渡辺被告の自宅周辺では不審火が10数件発生しており、残りの不審火についても関与を調べる。

 渡辺被告は消防団方面隊長を務めていた11月22日午前に自宅近くで消防車を無免許で運転したとして現行犯逮捕、起訴された。消防団は懲戒免職処分にした。被告は免許を一度も取ったことがなかった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120601000107.html