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2007年12月06日(木) 08時30分

「父親最初に殺した」 和歌山の一家刺殺東京新聞

 和歌山市宇須の無職坂口喜雄さん(82)方で坂口さんら3人が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された坂口さんの長男実容疑者(52)が、和歌山西署の調べに「父親を最初に殺した」と供述していることが6日、分かった。

 和歌山西署は同日午後、殺人容疑で実容疑者を送検。父親への強い恨みが犯行の動機との見方を強め、坂口さんの長女高田美和子さん(49)と美和子さんの長男翔君(12)まで殺害した理由を追及する。

 調べでは、実容疑者は3日午前6時ごろ、坂口さんら3人を刺し身包丁で刺殺した疑い。坂口さんは1階の自室で、高田さんと翔君は1階の居間で死亡していた。

 実容疑者は「父親を恨んでいた」と供述。3人のうち坂口さんの刺し傷が最も多かった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120601000094.html