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2007年12月04日(火) 13時13分

ヤフーが米イーベイと提携 最大規模の競売サイト誕生へ朝日新聞

 ネットオークション日本最大手のヤフーは4日、米最大手イーベイと業務提携すると発表した。両社が4日、日本で共同のサイトを立ち上げ、まず日本でイーベイの出品物が落札できるようになる。08年中には米国でも両社の出品物が落札可能になる。すべての商品説明は2カ国語で表示され、利用者は面倒な手続きなしに相互乗り入れできる。両社の提携で世界最大規模のネットオークションサイトが誕生する。

 ヤフーの井上雅博社長は会見で「提携で日米の利用者を結びつけたい。うまくいけば他国でも展開したい」と語った。

 両社が4日立ち上げる共同サイト「セカイモン」では、イーベイの米国での出品物の情報が日本語で表記される。サイト運営はネット通販業者ネットプライスドットコムが請け負う。

 08年3月末までには、ヤフーのオークションサイト「ヤフー・オークション」でもイーベイの商品が日本語で出品され、同年中には、イーベイの米国サイトでヤフーの商品が英語で出品されるようになる。

 ヤフーのオークション会員は660万人で、年間取扱高は約7100億円。イーベイは95年に米国で設立され、欧米を中心に38カ国でネットオークション事業を展開。全世界での利用者数は2億4800万人、年間取扱高は5兆7200億円。ヤフーの母体の米ヤフーは今年6月、ネットオークション事業から撤退した。

http://www.asahi.com/business/update/1204/TKY200712040107.html