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2007年12月04日(火) 12時32分

<客引き>カラオケ店を初摘発 東京・池袋の31歳店長逮捕毎日新聞

 アルバイト従業員に深夜に客引き行為をさせたとして、警視庁池袋署は4日、東京都豊島区西池袋1のカラオケ店「カラオケルーム747池袋西口本店」店長、須永秀和容疑者(31)=中野区鷺宮3=を風営法違反容疑で逮捕したと発表した。カラオケ店の客引き行為の摘発は全国初。「違法と知っていたが、逮捕まではされないと思った」と供述している。

 調べでは、須永容疑者は11月23日午前0時45分ごろ、店近くの路上で、アルバイトの男性従業員(23)=同法違反で罰金30万円の略式命令=に「カラオケはいかがですか」「一人様30分525円とお得です」などと客引きをさせた疑い。

 風営法は風俗店だけでなく、午前0時以降に営業する深夜飲食店の客引きも規制している。以前から「客引きがしつこい」との苦情が寄せられ、池袋署が2度にわたり運営会社に「深夜に客引きはしない」と誓約書を書かせていたが、その後も客引きを続けていた。

 店の1カ月の平均売り上げは約2000万円。客の8割が客引きでの来店だったという。【曽田拓】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071204-00000054-mai-soci