明治製菓は３日、主力の「ミルクチョコレート」などチョコレート菓子や食品３７品目について、来年２月から順次、値上げや減量を実施すると発表した。原材料のカカオ豆や乳製品が高騰しているためで、値上げ幅は実質値上げとなる減量分を含めて平均１２％。ミルクチョコレートの値上げは７４年以来３４年ぶりという。
値上げが「ストロベリーチョコレート」など１９品目、価格はそのままで減量するのは「きのこの山」など１５品目で、ミルクチョコレートなど３品目は両方同時に行う。ミルクチョコレートは店頭価格が税込み１０５円から１２０円程度に上がり、容量は７０グラムから６５グラムに減る。「ザバス」ブランドのプロテイン食品も値上げする予定だが、品目数や値上げ幅は未定。
同社によると、原材料の価格は乳糖が０５年比で４倍、カカオ豆が１．２〜１．７倍程度で推移しているという。