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2007年12月02日(日) 09時33分

中国でPHSレンタルサービス開始へ、ウィルコムが方針読売新聞

 PHS(簡易型携帯電話)最大手ウィルコムの喜久川政樹社長は、読売新聞の取材に対し、中国でPHSを展開する固定通信2社と提携してPHS端末のレンタルサービスを開始する考えを明らかにした。

 「成田空港などで中国のPHS端末を借りて現地で使えるサービスを行いたい」と述べた。08年前半までに導入する方針だ。

 レンタルサービスでは、日本の利用者は中国のPHS端末を、中国の利用者は日本の端末を借りることができる。

 日本で使っていたPHSの電話番号にかけた場合でも、自動的にレンタルした端末に転送されるサービスも検討している。喜久川社長は「携帯電話を中国に持って行くのと比べても、料金は非常に安くなる」と説明した。

 一方、免許取得を目指す次世代無線通信について、喜久川社長は「2枠が『WiMAX(ワイマックス)』技術を使う1社と、PHS1社(ウィルコム)になれば、技術開発を競う健全な競争が起きる」と述べ、自社が免許取得する意義を強調した。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20071202i302.htm