横綱・朝青龍、九州巡業で復帰 けいこや横綱・白鵬との取り組みなど行う（フジTV）
横綱・朝青龍が九州巡業で復帰し、けいこに土俵入り、そして横綱・白鵬との取り組みなど、騒動前と変わらない光景に戻った。九州巡業は大分県から始まり、謹慎処分が解けた朝青龍は、ほかの力士たちよりも早く、2日午前9時10分に会場入りした。
会場には多くのファンが詰めかけ、朝青龍は、133日ぶりとなるまわし姿をファンに披露した。
2場所出場停止や謹慎処分を受けた朝青龍は、久しぶりの土俵に上がると、ぶつかりげいこでは、地元・大分県出身の嘉風に胸を貸した。
朝青龍は、ブランクを感じさせない体つきで、若手力士に厳しくけいこをつけた。
嘉風は「やっぱり、横綱の胸を借りるというのは光栄なことなんで、ありがたいと思います」と話した。
このあと朝青龍は、夏巡業の休場で迷惑をかけた大島巡業部長に謝罪を行った。
大島巡業部長は「『ご迷惑おかけしました』ということで、『また、一生懸命頑張ります』と。思ったより元気で、けいこやってくれたんで、お客さんもすごい喜んでくれた」と話した。
午後からは、久しぶりに綱を締めて土俵入りし、ゆっくりと、大きく豪快な「雲竜型」の土俵入りを披露すると、ファンも一緒に、「よいしょー！」と掛け声を合わせていた。
そして最後は、同じモンゴル出身で、2場所連続優勝の白鵬と横綱対決を行った。
最後は朝青龍が寄り切り、詰めかけたファンからは大歓声が沸き起こった。
ファンは「朝青龍は、やっぱり強いなって。楽しかったです」、「(横綱が)2人そろうっていうのは、やっぱりいいですね」などと話した。
朝青龍は「気持ちよかった。久しぶりに皆さんとの触れ合いがね、大事だなと思いました。やっぱり不安はありますよね。土俵上がったらどうだろうとか。とにかく、土俵上がりたかったっていう気持ちがね。うれしい半分、緊張半分でしたね」と話した。
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2007/12/02 18:27