記事登録
2007年12月01日(土) 22時31分

エビ養殖詐欺で被害者説明会開催=米国送金48億回収へ破産が有効−東京の弁護団時事通信

 投資会社「ワールドオーシャンファーム」(東京都台東区)のエビ養殖投資詐欺事件で、東京の被害対策弁護団が1日、第1回の被害者説明会を都内で開催した。当面の活動として、同社側が米国に送金し米連邦捜査局(FBI)が凍結した約48億円の回収を最優先すると説明。最も有効な手段は同社の破産だとして、弁護団への参加を呼び掛けた。
 弁護団は「養殖の実態はないとみられ、明らかな詐欺だ」とし、事務所が閉鎖し黒岩勇会長(58)らが所在不明という同社の現状を述べた。
 その上で、黒岩会長らが2月に詐取金とみられる4000万ドル(約48億円)を米国に送金し、FBIが4月に入金口座を凍結した経緯を説明し、「極めて運のいいことで、回収して被害者に分配したい」と話した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071201-00000135-jij-soci