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2007年12月01日(土) 20時39分

被害者説明会に240人 エビ養殖投資詐欺東京新聞

 東京の投資会社「ワールドオーシャンファーム」(黒岩勇会長)による詐欺事件で、東京の弁護士らによる被害対策弁護団が1日、東京・霞が関で被害者説明会を開き、出資者約240人が参加した。

 栗原浩弁護団長は「わずかのエビしか養殖されていなかった可能性があり、詐欺商法というしかない。米国で凍結されている金は被害者のものなので、回収を図りたい」と説明。

 回収方法として(1)被害者がグループを結成して直接交渉する(2)日本で裁判を起こす(3)破産手続きを利用する−などの選択肢を示し「多くの被害者の参加が必要だ」と弁護団への委任を呼び掛けた。

 ワールドオーシャンファームをめぐっては、ことし2月、米国に約4000万ドル(当時のレートで約48億円)が送金され、米連邦捜査局(FBI)に凍結されていることが判明。警視庁などはマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いがあるとみて調べている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120101000566.html