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2007年10月30日(火) 20時24分

海自・航海日誌、「とわだ」以外の2隻でも破棄読売新聞

 海上自衛隊の補給艦「とわだ」が、保存期間内の航泊日誌(航海日誌)の一部を破棄していた問題で、海自が全艦艇の日誌保存状況を調べたところ、他にも2隻で保存期間内の日誌を破棄していたことが分かった。

 吉川栄治・海上幕僚長が30日の定例記者会見で明らかにした。

 海自の規則では、航海日誌は艦内で1年間保存した後、地方総監部でさらに3年間保存することが決められている。

 「とわだ」の日誌誤破棄が判明し、海自は今月9日から、航海日誌がある全艦艇261隻の過去4年間の保存状況を調査。その結果、「とわだ」以外にも、護衛艦「みねゆき」で2003年10月〜04年8月の11か月間、護衛艦「ゆうばり」では同年10月〜12月の3か月間の日誌を乗員が破棄していたことが判明した。海自は、破棄した経緯を調査し、関係者の処分を検討する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071030-00000213-yom-soci