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2007年10月29日(月) 18時57分

ウィニーで流出、警察官ら200人分の住所録 大阪府警朝日新聞

 大阪府警は、高槻署地域課の男性警部補(51)の私有パソコンからファイル交換ソフト「ウィニー」を介して、同僚警察官の住所などがインターネット上に流出した、と29日発表した。ウィニーの使用や警察情報の自宅への持ち帰りを府警は原則禁じており、警部補の懲戒処分を検討している。

 監察室によると、流出したのは、警部補が94年7月〜02年3月に作成、保存した同僚ら約200件の住所や電話番号のほか、配属先の約40人分の緊急連絡網など。車上荒らしの被害を受けた男性からの110番受理報告書1件も含まれていた。

 今月24日に警部補のパソコンがウイルス感染し、同27日朝にデータが流出。同日午後、掲示板にこれらの情報が掲載されているとの匿名の通報を受け、発覚した。

 府警は昨年3月以降、私有パソコンへのウィニーの導入や警察情報の持ち帰りを再三禁止してきたが、警部補は「使用していない」と虚偽報告していた。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200710290045.html